えいえんのゼロ


朝から晩までデスクに囓り付きっぱなしの毎日。
数ヶ月休んで無い事に気付いたので、気晴らしに映画観てきました~永遠の0

元々原作が好きで、何度でも読み返したくなるため本棚の目立つ場所に置かれてる本作。
宮部久蔵のイメージがどうしても岡田君と違っていた事と、映像化にあたってスポットライトが当たるのはやはり人間ドラマになるんだろうなという事で冷やかし半分に観てきました。

戦争体験者の方々を訪ねて、戦争当時の話を聞きながら、とある人物の足跡を追いかける~って大筋だけど
私がこの作品で好きなのはマスコミに対するdisや、現代の政治家連中に通じるような大本営への批判。それに戦争体験者が語る当時から現代にかけての心情について。
なので原作の時点で大筋である「ある一人の人物の足跡を辿る」部分には一切の感情移入が出来て無かった。

実際に映画を観るとやはり読み通り、人間ドラマ中心。けどそれはそれで良かった。
特にヤクザの爺さんとの抱擁と、ラストシーン。
けど良かったと思えるのは太平洋戦争っていうバックボーンについて事前に勉強済だからであると思うんで
岡田君目当てや、話題性だけでフラっと観に来てたであろうギャルっぽい人なんかには是非原作を読んだ上でもう一回観てもらいたいなーって思った。

一番気になったのは合コンシーン。
原作通りに朝○新聞記者っぽい人…というかマスコミ自体登場させる事自体NGだったんだろうし、あれはあれで良かったんだろう。
あそこに居たチャライ連中の役割としては「主人公の過去の姿」なんだろうけど、何の後処理も無いままってのは後味悪かった。
ラスト、主人公がいくら精神的な成長を遂げており、後々友人達の考え方を訂正するにしても、きっとあの人らには何言っても聞く耳無しなんだろうなーとしか思えず。

あと井崎役を橋爪さんにしたのはマジでグッジョブだけど、せっかく使うのなら「ベッドの上で正座して待ってた」~「金髪の息子の心が動く」くだりまでやってもらいたかったな~。

最後にオチ。フィクションやファンタジーにマジレスするのは嫌いだけど、あのオチはやっぱりどの角度から考えても納得出来ないかな~。良い方向に考えても、どうしても「逃げ」にしか思えない。若干20と数歳でしかない若者の弱さと言ったらそれまでだけど。